インターン生への体験談インタビューを行いました
全国フードバンク推進協議会では、インターン生の受け入れを行っています。
今回は、2023年5月から11月の半年間にかけて長期インターン生としてご参加いただいた埼玉大学4年生の黒沼南帆さんにインタビューを行いました。
埼玉大学 教養学部教養学科 4年生 黒沼南帆さん
Q. インターンに興味を持ったきっかけは?
A. 大学在学中に、ビジネス以外の手段で社会に貢献する経験をしたかったからです。
大学4年次の春、就職活動を終了した私は、卒業までのあと1年間で何か新しいことに挑戦したいと思っていました。大学卒業後は、社会人としてビジネスの手段で社会に貢献することは十分に経験できると思い、在学中は、純粋に社会のために役立ちたいという想いから活動できる非営利活動やボランティア活動に興味を持つようになりました。また、私が通っている大学で、新型コロナウイルスによってアルバイトの収益が減った学生向けに食料支援を行っていたことを思い出し、フードバンク活動に関わってみたいという想いから、このインターンに参加しました。
Q. 具体的に良いなと思ったポイントは?
A. 普段できないような貴重な経験を積むことができる点です。
食品企業や加盟フードバンク団体との食品寄贈に関するメールのやりとり、フードバンクに関する広報活動のサポート、記者の方に向けたプレスリリースの作成や政府への政策提言の資料作りなど、普段は経験できないような、多様な業務に携わることができました。その中で、自分が実際にフードバンク活動の一端を担っているというやりがいや自身の成長を感じました。
Q. インターンでの経験を通してどんなことを学びましたか?
A. フードバンク活動に関わる方々の想い
全国フードバンク推進協議会には、全国の加盟フードバンク団体からの声が集まります。
7月には、加盟フードバンク団体の方にインタビューを行い、各団体が抱える課題やその実態をお聞きし、現場のフードバンク活動に携わる方々の想いや困窮世帯の方の実際の声を知りました。また、代表や事務局の方々が、現場のフードバンク団体の課題に向き合いながら、困窮世帯により多くの支援を届けるため、政府への政策委提言活動や寄付活動など、多様な手段を用いて活動されている姿を見てきました。現実社会で起こっている貧困問題、食品ロスの問題に対して、真剣に向き合って活動されている方々がいることに心を動かされました。
Q. どんな学生にインターンシップを勧めたいですか?
A. 社会のために役立つことをしてみたいけど踏み出せない、という学生にお勧めしたいです。
私自身、大学4年生になるまで、学業とアルバイトしか経験してきませんでしたが、その中で社会貢献活動をしてみたいという気持ちで一歩踏み出したのが、このインターンでした。インターンを通じて、自分が今やっていることが、小さくても必ず何かの役に立っているという実感が自信につながり、その後も社会貢献に関する様々な活動に取り組むようになりました。
困っている方を救おうと頑張っている方の存在を知ること、そしてその一員として活動することは、貴重な経験になるはずです。ぜひ一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか。
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全国フードバンク推進協議会では、活動の拡大に向けてインターン生の受け入れを行っています。
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