LALASOCIAL様にインタビューさせていただきました
一般社団法人LALASOCIAL様は、現在、弊会が加盟フードバンク団体と連携して行っている「フードバンクこども応援全国プロジェクト」の参加団体です。今回は、弊会インターン生の早川と事務局の森が、代表理事の長友様にオンライン上でお話を伺いました。
LALASOCIAL様の普段の活動の様子
インタビュー時の様子（インターン生 早川）
インタビュー内容
今回のプロジェクトではどのような活動を行っていますか。（早川）
長友さん：
子ども宅食という食品を80〜100世帯の生活困窮世帯へパントリー形式で、お届けする活動をしています。その他にも、DV被害に遭われている方や、ひとり親世帯への食品の支援も行っております。
普段はどのような活動を行っているのか教えて下さい。（早川）
長友さん：
子ども宅食の活動とフードバンク活動を行っていて、フードバンク活動では宮崎県の委託も受けており、県内全域の支援を必要としている方々に食品を届けるという事業を行っております。
子どもの貧困に対するニーズ把握はどのようにして行っているのでしょうか。（早川）
長友さん：
私（長友さん）は、宮崎県の子どもの貧困対策の審議会の委員なので、県内全域の全般的なものは、行政とのやり取りの中で実態を把握するようにしております。
把握できなかったものは、子ども宅食の申し込みをLINEで受け付けているので、申し込みを通してニーズを把握したり、連携している団体や支援団体の方たちから、どういったニーズがあるのか教えてもらうなどして、把握するようにしたりしています。
政策提言について、現在どのような活動を行っているのかや、今後どのような点に力を入れていきたいかを教えていただきたいです。（早川）
長友さん：
虐待を受けていたり、困窮している家庭の子どもの場合、学校や地域の民生委員、病院などのような専門機関や教育機関を通して発見されることが多く、地域の方々の目に触れることは少ないのですが、子ども宅食でアウトリーチ支援を開始したところ、困窮や虐待などの問題を抱えている家庭に会うことが多く、多くの家庭が困難な状況に陥っていることを知ると同時に、行政を含めて県内全域で生活困窮者をサポートをする体制が構築できていないことに気づきました。
そこで、当法人では、民間団体や行政と連携してサポートができる体制やネットワークの構築に向けて動いています。最近では、不登校の学生を支援する団体と連携して、団体へ食品の支援を行ったり、またそれを県全体的にどう展開していくかというところで、行政と協議を重ねております。
最後に、活動を通して心に残っているエピソードがあれば教えていただきたいです。（早川）
長友さん：
支援をしていた子どもから、高校を卒業して就職先が決まり、自立して生活を送られているという報告をしに来てくださった時に、活動が自立に繋がっていることを感じることができ、すごく嬉しくと思いました。
インタビューを終えての感想
今回のインタビューを担当させていただいたインターン生の早川です。
今重要視されるべき問題は、貧困だけでなく虐待という存在も忘れてはいけないことに気づかされました。また、虐待問題に対して食の面でのアプローチもできることが、フードバンク団体の魅力の一つであると感じました。
一人でも多くの子どもたちが幸せな環境下で過ごせるための基盤を作るために、この先、より強い行政との関係性が構築されることを私も願っております。
この度はお忙しい中、貴重なお時間をいただきありがとうございました。
一般社団法人LALASOCIAL様の取り組み
一般社団法人LALASOCIAL様は、「貧困問題・子どもの貧困問題」、「環境の保全、フードロス問題」、「保健、医療又は福祉の増進」、「子育て、高齢、障がい」、「まちづくり・地域包括ケアシステム」の課題解決に向けて、誰もが当たり前の生活を送ることができる社会づくりを行うために、官民一体となった支援体制を作っております。
また、社会背景が目まぐるしく変化する中、社会的ニーズに臨機応変に素早く反応するため「今必要な支援を今、作り上げる」をミッションに、社会事業のスタートアップに特化した事業も行っております。
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