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「第7回フードバンクこども応援全国プロジェクト」実施報告

給食のない夏休み期間中に子どものいる困窮世帯への食料支援を全国的に拡大するために、全国各地の加盟フードバンク44団体と協力して行った「第7回フードバンクこども応援全国プロジェクト」が完了しました。




フードバンクこども応援全国プロジェクトとは

「フードバンクこども応援全国プロジェクト」は、全国フードバンク推進協議会と加盟フードバンク団体が協力して2021年から開始しているプロジェクトであり、今回で第7回目の実施となりました。

本プロジェクトでは、これまで把握が難しかった子どものいる困窮世帯の早期発見と早期支援、そして全国的な食料支援活動の拡大を目的としています。各地域のフードバンク団体は、行政、社会福祉協議会、学校などと協力し、給食のない長期休み期間中の、子育て世帯への集中的な食料支援活動に取り組んでいます。


プロジェクト結果報告

名称:第7回フードバンクこども応援全国プロジェクト

支援世帯数:41,433世帯

実施期間:2024年7月1日~2024年8月31日

参加団体数:44団体

 活動内容:給食のない夏休み期間中の子どものいる困窮世帯に対する集中的な食料支援活動




認定NPO法人フードバンク北九州ライフアゲインの活動の様子/認定NPO法人セカンドハーベスト京都の活動の様子


協力企業様一覧

※許可をいただいた企業様のみ、敬称略、五十音順にて掲載しています


今回は食品だけではなく日用品や化粧品などもご寄付をいただきました。また、キッザニア東京のチケットなどのご寄付がありました。お子さんにとっては夏休み期間中の楽しい思い出となり、フードバンク団体にはたくさんの嬉しい声が届きました。


キッザニア東京のチケットを受け取った支援者からの声

「素敵なサマーギフトをありがとうございました!拝受させて頂いております。子どもたち大喜びでした!予約して行くのを楽しみにしております。本当にありがとうございます。」(小5娘・小3息子)

「封を開けて中身をみた時は子供と共に大喜びしました!キッザニア、いつか行ってみたいなぁと思っていました。子供(小2)の将来の職業選択として勉強の場に役立てたいと思います。この度は貴重なチケットをいただきましてありがとうございます。感謝いたします。」(小2息子 4才娘)


化粧品のご寄付/フードバンク団体に届いた手紙


近年のフードバンク活動の現状

現在の日本の子どもの貧困率は11.5%、約9人に1人の子どもが貧困とされており、食品の支援を必要としている子どもたちがたくさんいます。

近年の物価高騰の影響で社会的な食料支援ニーズが増加し続ける一方で、一部の団体では食料の寄付が減っている厳しい現状が続いています。

日本は国際的にみてもフードバンク活動の普及が遅れており、全国各地のフードバンク団体は、支援に必要な食品やノウハウ、運営費の不足など共通の課題を抱えています。これらの課題が団体の成長を阻害しているため国内のフードバンク団体は、食品ロスや貧困問題の社会的課題の解決手段としての役割を十分に果たせていません。 

全国フードバンク推進協議会では、このようなフードバンク団体の抱える課題を解決することにより、より多くの食料支援を、困窮する世帯やその子どもたちに届けられるよう活動に取り組んでいます。



本プロジェクトを支えてくださった皆様への感謝をこめて、ご報告させていただきます。

また、協賛企業様からの多くの製品寄贈をいただき、心より感謝申し上げます。


全国フードバンク推進協議会では、今後も全国プロジェクトを継続して実施することで、生活に困窮する世帯への食料支援活動を、全国的に拡大して参ります。


なお、第8回プロジェクトは2024年12月を予定しております。


より多くの子どもたちや困窮している方々へ食の支援を届けるためにも、一人でも多くの支援の輪が広まりますように、皆さまのご支援、ご協力をお願いいたします。




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