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「孤独・孤立対策活動基盤整備モデル調査」を実施いたしました。

全国フードバンク推進協議会では、昨年内閣官房孤独・孤立対策担当室が実施した「孤独・孤立対策活動基盤整備モデル調査」に採択され、ケアリーバーへの支援事業に株式会社 日立製作所と協働で取り組みましたので以下に報告いたします。



最終報告書:令和5年度孤独・孤立対策活動基盤整備モデル調査

「フードバンク団体を起点とした、ケアリーバーへの支援スキームの確立」



最終報告書(概要版)




最終報告書



ケアリーバーとは、社会的養護(児童養護施設、里親、児童自立支援施設など)から離れた若者を指します。ケアリーバーは施設退所後、経済的な困難や社会的孤立、日常生活の困難を抱えることが多くあります。


本事業では、ケアリーバーが直面する孤独・孤立に関する課題に着目し、フードバンク団体を起点としたケアリーバーへの支援スキームを確立させることを事業目的として、以下の内容に取り組みました。



①孤独・孤立対策の課題抽出

  • 現状の自立援助ホーム等における施設退所後のケアリーバーの継続的な見守り施策の整理と課題の抽出

  • フードバンク団体に対する社会援護施設との連携状況と課題、今後の継続的な見守り施策に関する意向の確認

  • 現状課題の抽出


現場の支援団体への訪問、ヒアリング



②ケアリーバーの支援スキーム確立のための運営基盤の強化策に関する検討・検証

  • ヒアリング結果を基に、SNS等を活用した情報発信・インタラクティブな連絡手段の検討と試行

  • 施設退所後の食料支援の方法と申請から支援までの一連のフローの検討し構築するとともに在所中のこどもへの説明を実施

  • 退所後の生活の困りごとに対するサポートをチャットボット等を活用して行う仕組みの検討とペーパープロトタイプを用いた検証


その他にも本事業ではこれまで主に紙ベースで行われていた食料支援の申請を、オンライン化を図るなどケアリーバーが食料支援の申請をしやすい仕組みを作りました。

里親家庭やケアリーバーへの食品配布



また、本事業に協働で取り組んだ、株式会社 日立製作所が実施いたしました、ケアリーバーの当事者へのインタビュー記事を以下にご案内いたします。



インタビュー記事:

ケアリーバーに食料支援で見守り、子どもから大人へ自立後押し

日立製作所 社会イノベーション:




また全国フードバンク推進協議会では、フードバンクと福祉施設との連携関係の構築に必要なツールの作成などにも取り組み、加盟フードバンク団体への研修会を開催することで事業で得られたノウハウの全国的な普及にも努めました。

オンライン研修会の実施



全国フードバンク推進協議会では、引き続き全国各地のフードバンク団体がケアリーバー支援に積極的に取り組める環境を作ることで、ケアリーバーへの食料支援の全国的な拡大に取り組んでまいります。







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