フードバンク湘南様にインタビューさせていただきました
認定NPO法人フードバンク湘南様は、現在、弊会が加盟フードバンク団体と連携して行っている「フードバンクこども応援全国プロジェクト」の参加団体です。今回は、弊会インターン生の後藤と事務局の田原が、理事長の大関めぐみ様にオンライン上でお話を伺いました。
フードバンク湘南様の普段の活動の様子
インタビュー時の様子 後藤(インターン生)
■インタビュー内容
フードバンク湘南様では、今回の冬のプロジェクト期間中は具体的にどのような活動をされていますか。(後藤)
大関さん:
フードバンクこども応援全国プロジェクト期間中は、普段の活動時よりも、多くの食品を配布しています。さらに、私たちは必ずお菓子をお渡ししています。プロジェクトではない通常支援期間中は、ひとり親家庭の方を対象に月に何回と決めて、毎月継続的に支援させていただいています。
その際、1家庭お子様1人につき、お菓子を数個お渡ししていますが、プロジェクト中はクリスマスもある関係で、お子様にお菓子をあげたいという思いからお子様1人に付き1袋をクリスマス用の袋などにたくさん入れてお渡ししています。
そこがフードバンク湘南の特徴でもあると思います。中には、クリスマスケーキを用意する余裕がなく、ケーキが食べられない家庭もあり、せめて代わりにお菓子を配りたいという気持ちで支援しています。
フードバンク湘南様の普段の活動内容を教えてください。(後藤)
大関さん:
平日の火、木、金曜日に活動しています。
火曜日の午後は、ご家庭に食品を届ける配達の日として設定しています。配達のボランティアさん達に平塚市内のひとり親家庭を対象に配達していただいています。
木曜日と金曜日の午後は、受益者の方に食品をお受け取りに来ていただいています。
また、全ての活動日に共通して午前中の活動としては寄贈食品の受け取り、数量の入力作業や確認、食品をお渡しするまでに必要な仕分け作業やその他必要な準備をしています。
コロナ禍より、2ヶ月に一回ほど会場を借りてフードパントリーも実施していて、80~100世帯ほどに支援を行っています。
その中でも特にお困りの方のために、数ヶ月前から毎月1回土曜日にも事務所にてフードパントリーの開催を始めました。
ボランティアのみなさんの活躍が大きいと思いますが、ボランティアの方は何人ほど登録されていらっしゃいますか。(後藤)
大関さん:
ボランティアさんは30名ほど登録していただいています。立ち上げ当初から何年もボランティアをしていただいている方も沢山いらっしゃいますが、ありがたいことに、メディアに紹介していただく機会が何度かあり、そこからボランティアの方々が登録してくださっています。ボランティアの方々はイベントや配達、仕分けや受け渡しなどのそれぞれのグループに分かれて活動しています。
利用者の方からの声で印象に残っている言葉があれば教えてください。(後藤)
大関さん:
長期的に支援している方からは「長い期間支援していただいてありがとうございます。とても助かっています。」という声や、今回のようなプロジェクト期間では「お菓子は普段なかなか買うことができないので助かります。」というような声を聞くと嬉しく感じます。
特に何年もご支援させていただいていた方からの「正社員になったからもう支援は大丈夫です。」という声を聞くと、それまでの苦しい経験を知っているからということもあり、より嬉しい気持ちになります。
お忙しい中、インタビューご協力いただきありがとうございました。(後藤)
インタビューを終えての感想
今回のインタビューを担当させていただいたインターン生の後藤です。
クリスマスにケーキが食べられないご家庭にせめてお菓子を食べさせてあげたい、そのような思いやりがきっとお子様にも届いていると思い、温かい気持ちになりました。
その思いが利用者の方に留まらず、ボランティアのみなさんやフードバンク活動にも影響し、フードバンク湘南様ならではの活動や雰囲気ができているんだなと感じました。
思いやりの心を忘れずに私も活動していきたいと思います。
認定NPO法人フードバンク湘南様の取り組み
フードバンク湘南様は、ひとり親家庭をはじめ、行政、社会福祉協議会などから支援依頼を受けた方、子ども食堂や支援団体を対象とし、食料支援を行っていらっしゃいます。
具体的な活動としては、事務所での活動のほかに、平塚市役所などでのフードドライブ活動、平塚市福祉会館などでのフードパントリー活動など様々な活動を行っていらっしゃいます。
認定NPO法人フードバンク湘南様の活動の詳細はこちら