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活動報告(8月~10月)

「全国フードバンク推進協議会」では加盟フードバンク団体の支援用食品の不足や、フードバンクへの社会的なニーズの高まりに対応するため、行政への政策提言、広報活動、食品寄贈のマッチングの他、フードバンク団体へのノウハウ支援等の基盤強化活動をしております。

 

~ 活動報告 ~

1.食品寄贈マッチング

(1)企業様からの寄贈

3ヶ月の間に3社の企業様からフードバンク団体へ寄贈いただき、子ども食堂、学習支援団体、児童養護施設、生活困窮世帯等に配布されました。

 

2.研修会の開催

(1)広報に関する研修会

全国フードバンク推進協議会主催で「社会課題解決のための広報における基礎知識」と題して、日本財団にて広報に関する研修会を開催いたしました。

当日は講師として、ひとしずく株式会社のこくぼひろし様、かねこまみ様をお迎えし、情報を発信していく上での注意点や考え方、また記者へプレス・リリースを送る際の書き方の指針や、たくさんのプレス・リリースが送られてくる中で選ばれるための方法などについてお話しいただきました。

広報活動を始める前に団体内で話し合うべき事項として、自団体の概要や特徴、また簡潔に自団体の活動を表せる枕詞の選定などに加え、広報担当を決め、広報の窓口を作り上げておく必要性についてもお話しいただきました。また効率よく、効果的にPRするために、時節柄や世間の状況などを事前に整理しておき、適切なタイミングを見極めて情報を出す重要性などをお話いただきました。

(2)会議のやり方に関する研修会

日本財団にて、会議のやり方について実践を通して定着を図る事を目的とした研修会を開催致しました。NPO法人bond place理事長の小笠原祐司様を講師に迎え、会議をより良いものするためのノウハウをお教えいただきました。研修会は2回に分けて行われ、1回目は会議の進め方に関する講義を、2回目は会議の実践を主題に行われました。

まず、1回目の講義では会議を始める前に決めておくべき事柄として、その日の会議のゴール、会議で決める事項、さらにそのテーマごとにどれほどの時間をかけるかなどがあり、準備の段階で会議の質の8割が決まるなど、事前の準備の重要性に関してお話がありました。

2回目の講座は会議の実践を中心に行われました。会議は1グループ4~5人で島型に座り、1人当たり20分という時間で独自のテーマについて話し合いました。

決められた20分という時間の中でいかに自分のテーマと目標へ向かって会議を進めていくかという事に対し、会議のゴールや時間配分の設定、ポストイット等の道具または表の活用など、1回目の研修会で学んだことをもとに、会議の進行を実践していただきました。

(3)トレーサビリティに関する研修会

弊会の加盟フードバンク団体を対象に、食品の寄贈・提供に関するデータ管理の方法として、トレーサビリティシステムについての研修会を行いました。参加したフードバンク団体に、製作者である栄正一様よりトレーサビリティシステムの概要について説明を受けていただき、寄贈品目だけではなく寄贈元や寄贈先のデータを一括して蓄積するシステムについて学んでいただきました。また、参加団体ごとに寄贈品目や数量、集計方法の違いについてご意見をいただき、システムの改良にもつながる結果となりました。

 

3. Jリーグとの連携

不足する支援用の食品の確保、フードバンク活動や貧困問題に対する認知度の向上を目的として「日本プロサッカーリーグ」(Jリーグ)のご協力により、今年は6つのフードバンク団体と地元サッカークラブの連携が実現しました。試合当日は各クラブからスタジアムに設置されるブースをフードバンク団体へ提供いただき、フードドライブが実施されました。

フードドライブで集まった食品はフードバンク団体を通して、子ども食堂、学習支援団体、児童養護施設、生活困窮世帯等に配布されました。

 

4.フードバンク団体へのノウハウ支援

フードバンク団体への組織基盤強化として、新設団体の立ち上げに関する相談や行政との連携に向けたノウハウ支援、助成金の申請に関する情報や資料の提供等を行いました。

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