活動報告 2017年4月~5月
「全国フードバンク推進協議会」では加盟フードバンク団体の支援用食品の不足や、フードバンクへの社会的なニーズの高まりに対応するため、政府への政策提言、広報活動、食品寄贈のマッチング、フードバンク団体へのノウハウ支援等の基盤強化活動をしております。
活動報告
1.食品寄贈マッチング
(1)「コカ・コーラボトラーズジャパン株式会社」との連携がスタートし、関東圏の8団体を対象に、毎月定期的な飲料の寄贈が始まりました。
定期的な製品寄贈は今回が初の事例となり、初めての寄贈となる2017年4月度は8団体に対して、約3トンの飲料が寄贈されました。寄贈された飲料は、フードバンク団体を通して、児童養護福祉施設や子ども食堂、学習支援団体等の支援団体に無償で配布されます。
(2)4月~5月は6社の企業様から全国フードバンク推進協議会を通して、全国各地の加盟フードバンク団体に食品を寄贈していただきました。寄贈食品は、各地の加盟フードバンクから子ども食堂、学習支援団体、児童養護施設、生活困窮世帯等に配布されます。
2. 政府が子供の貧困対策として推進する子供の未来応援プロジェクトとの連携
「子供の未来応援マッチングネットワーク推進協議会」が発足
子供の未来応援国民運動においては、国、地方公共団体、民間の企業・団体等によるネットワークを構築するため、企業・団体が行っている支援活動と地域における様々な支援ニーズとをマッチングさせる取り組みが進められており、その一環として、平成29年3月30日(木)に「子供の未来応援マッチングネットワーク推進協議会」が発足しました。
現在、子ども食堂、学習支援、フードバンクの分野では、全国的なネットワークを有する団体が発足するなど、横のつながりが活性化してきています。各分野の全国的なネットワーク組織がマッチングの窓口となり、支援に関する調整等を行なう仕組みとして「子供の未来応援マッチングネットワーク推進協議会」は発足しました。
また、当日はこのような先駆的取り組みとして、マッチングが成立した次の2点の寄贈について贈呈式が行われました。
① 株式会社NTTドコモ様より、タブレット端末500台を、26の学習支援を行っている団体に寄贈
② Jリーグクラブ・ヴァンフォーレ甲府(株式会社ヴァンフォーレ山梨スポーツクラブ)様が、認定NPO法人フードバンク山梨と協力して、フードドライブを実施
こども食堂ネットワーク様、全国子どもの貧困・教育支援団体協議会様、本会(全国フードバンク推進協議会)の3団体が、今後企業と加盟団体とのマッチングの窓口を担当します。
左から全国子どもの貧困・教育支援団体協議会代表幹事 青砥恭様、
内閣府特命担当大臣 加藤勝信様、
全国フードバンク推進協議会代表 米山けい子、
こども食堂ネットワーク事務局長 釜池 雄高様
3.メディアへの掲載
全国フードバンク推進協議会の呼びかけにより、加盟フードバンク団体さんが実施した、全国フードドライブキャンペーンを共同通信さんに取材していただきました。
※千葉日報、茨城新聞、山陽新聞(夕刊)、山口新聞、日本海新聞、熊本日日新聞等で、5月の中旬頃に掲載いただきました。
4.フードバンク団体へのノウハウ支援
フードバンク団体の組織基盤強化として、業務や運営に関する情報を提供しました。
5. イベント情報
2017年6月24日(土) 池袋にて「子どもの貧困に関する」シンポジウムを開催いたします。
詳しい内容や、お申し込み方法はこちらにてご確認ください。