フードバンクそお様にインタビューをさせていただきました
フードバンクそお様は、現在、弊会が加盟フードバンク団体と連携して行っている「フードバンクこども応援全国プロジェクト」の参加団体です。今回は、弊会インターン生の久田と事務局の小林が、フードバンクそお様の理事・事務局長の川添義一様にオンライン上でお話を伺いました。
フードバンクそお様の普段の活動の様子
インタビュー時の様子 右:久田(インターン生)、左:小林(事務局)
■インタビュー内容
プロジェクトではない通常時はどのような活動をされていますか。(久田)
川添さん:
メンバーは約30名いますが、普段は10名ほどで活動しています。主な活動内容としては3つあります。1つ目は、いただいた食材を「こどもの居場所」や「こども食堂」、生活困窮者に対して提供する活動をしています。
2つ目は、引きこもりや障がい、子育てに関してなど、悩みを抱えている方々の相談機関と連携する活動をしています。
3つ目は、広報活動を行っています。地域のFMや新聞でのインタビューを積極的に受けたり、自ら地域に出向いたりしてフードバンクの取り組みを広く周知していただけるように取り組んでいます。
今回の「フードバンクこども応援全国プロジェクト」で具体的にどのような取り組みをされますか。(久田)
川添さん:
NPO法人が運営し、登録者が約100名ほどいる学習支援団体と連携を取っています。夏休み期間ということで、宿題等をしに来ているこどもに向けて、今回のプロジェクトでは、そこでこどもたちへ食品の提供を行っています。
また、連携拠点としている2ヶ所のこども食堂には、フードバンクそおの冷凍冷蔵庫を置かせていただいて、食品提供の環境は万全に整っている状況です。
利用者の方からの声で印象に残っている言葉があれば教えてください。(久田)
川添さん:
学習支援を利用している方からは「すぐ食べられるものがあってありがたい」、「調理方法やアレンジ方法の貴重なノウハウを得ることができる」母子家庭の親御さんからは、「本当に助かっている」というお声をいただきます。
また、こどもたちからは、お手紙を直接いただくこともあります。そのお手紙には「おかずをなかなか食べる機会がないからお味噌汁を食べることができて嬉しかった」や「食べたことのない食材を食べられたことが嬉しかった」、「お菓子がとても嬉しかった」などのメッセージをいただいております。
これからの活動方針を教えてください。(久田)
川添さん:
地域との連携をさらに深めていきたいと考えています。そして、フードバンクや生活困窮者に対する支援活動等の連携の輪を市内だけにとどめず、これからさらに拡大していきたいと考えています。
お忙しい中、インタビューにご協力いただきありがとうございました。 (久田)
■インタビューを終えての感想
今回のインタビューを担当させていただいたインターン生の久田です。
実際に活動をされているフードバンク団体さんの話をお聞きすることで、
フードバンクが社会にとってどれほど必要不可欠な存在であるかを改めて実感することができました。これからも全国フードバンク推進協議会のインターン生として、微力ながら各地のフードバンクと企業、地域との関わりを深めていけるように尽力していきたいと思いました。
■フードバンクそお様の取り組み
フードバンクそお様は、個人や企業から寄贈された食材等を一括して受け入れ・管理をし、障がい者、生活困窮者、こども食堂の方等に提供をしています。障がいのありなしに関わらず、様々な方へ支援をすることで、福祉の向上と増進を図っています。
現在実施している「フードバンクこども応援全国プロジェクト」には、7月22日から8月31日にかけて参加いただきます。
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